活動紹介
1. 子どもの足の健全な育成活動
浮指、外反母趾など子どもの足の障害予防と健康をテーマに、講演と足の計測、相談やDYMOCO インソールの使い方を考えるイベントを定期的に開催しています。
浮指、外反母趾、内反小趾などのトラブルが子どもの足に増えてきています。子どもの足はすぐ大きくなるからという先入観が、大きめの靴を選んでしまう原因と考えられます。
ですが、3歳から5歳にかけて足は1年に1センチほどしか大きくはなりません。当会ではこうした実情を踏まえ、子どもの足の健康と障害予防をテーマに講演と足の計測、相談を行うイベントを定期的に開催。子育て中の方々とともに靴選びと靴の履き方、インソールの使い方をともに考える活動を行っています。
《実施内容》
「子どもの足の検査と相談会」から一歩踏み込み、当会会員の医療従事者のサポートのもと、足のトラブルを予防し身体バランスの改善を目的とする各人の足の合ったインソールを手づくりするイベント。
2. 地域と職場の足の障害予防活動
正しい靴選びとDYMOCO インソールで足のトラブルを予防するイベント「職域別 足の健康チェック」を開催し、この問題を解決に導く方法をアドバイスします。
靴を履いたまま長時間の立ち仕事に携わっている方を中心に、足や膝、腰の疲れ、靴ずれ、タコ・ウオノメや足指の変形などの悩みを抱えている方が多くなっています。中でも女性に多いのが外反母趾に代表される足指の変形で、およそ二人に一人の足にそのトラブルが見られるほどです。当会では正しい靴選びと DYMOCO インソールで足のトラブルを予防するイベント「職域別 足の健康チェック」を開催し、この問題を解決に導く方法をアドバイスします。
《実施内容》
■イベント「航空機パイロットを対象としたインソール体験会」
職場において人命を預かるという重責にある社会人を対象に、長時間にわたって身体バランスを保つためには靴とインソールが大切であることを知ってもらうイベント。
3. スポーツにおける足の障害予防活動
パフォーマンス向上と障害予防をテーマに、アスリートやスポーツ愛好者を対象とした足と靴の機能をムダなく発揮する DYMOCO インソールを開発しています。
スポーツにおけるパフォーマンス向上と障害予防には身体バランスを常に安定した状態に保つことが欠かせません。それには足と靴の機能をムダなく発揮させ、その人本来の身体能力や意思と一体化するようなインソールの開発が不可欠と考えます。当会では新潟県三条市の3x3 プロバスケットボールチーム「三条ビーターズ」と提携し、これまでの知見とスキルを生かした DYMOCO インソールを提供。また選手からの意見をフィードバックしながら DYMOCO インソールのさらなる進化を図っています。
《実施内容》
■3x3 プロバスケットボールチーム「三条ビーターズ」との提携
3x3 プロバスケットボールチームにトレーナーとして籍を置いている当会会員を通じて、選手と当会の密接なコミュニケーションのもと、チームの活躍を支えています。
4. インソール製作技術者の育成
「いつまでも元気に歩ける」社会実現に向け当会の次の世代を育成すべく、DYMOCO インソールの製作技術習得に焦点を絞った講習会を定期的に開催しています。
SDGsのゴール達成を支援し、「いつまでも元気に歩ける」社会実現には当会の活動に協働していただけるより多くの人びとの協力が必要です。当会ではその中でも DYMOCO インソールの製作技術に焦点を絞り、医療従事者、スポーツ指導者、靴メーカーや靴店の方、足の健康に関心のある一般の方などを対象にしたDYMOCO 講習会を開催。受講修了者にはそれぞれの地域や医療現場、店舗などでインソール製作を通した「足から身体バランスを整える」知見とスキルが発揮できるようサポートします。
《実施内容》
■DYMOCO 講習会「インソール製作技術資格者ライセンス取得コース」
医療技術をもって社会貢献活動に意欲的に取り組もうと考える医療資格者のための、足のトラブル予防や身体バランス改善を目的に開発したインソール製作技術を基礎から学ぶ講習会です。
■DYMOCO 講習会《応用実技コース》
ライセンス取得コースの応用形として開催するセミナーです。症例別、靴のタイプ別など専門事例に絞り込んだインソール対応策をテーマにした実践的な内容で開催します。
5.国内における地域の健康と保健活動
私たちは、地域のつながり活動を大切にしております。
その活動は、地域の自治体や社会貢献団体が主催する「子どもの健全な育成」イベントや「健康」イベントへ積極的にかかわり、「いつまでも健康で歩ける社会」を目指しています。
6.医学会への発表
国内における地方自治体の補助金事業として実施しているイベント「足の調査」で得たデータを医学会に発表。
一人でも多くの医療従事者に、私たちが提唱するDYMOCO:Dynamic Move Control「身体の悪い動きを良い動きに変える理論」で、「足と靴の関係」「インソールが身体バランスに及ぼす影響」を知って頂く活動を行っております。
※DYMOCO(Dynamic Move Control)は登録商標(登録番号4356298号,4417179号,4518820号,4510041号,4546340号)です。
実績
2020年7月:インソール製作技術資格者講習会を社会貢献事業として開始
2021年4月:中央区補助金事業「子どもの足の計測会」を中央区公共施設で開催
2021年5月:中央区月島第一小学校で地域の社会貢献団体と協働で開催
2021年9月:銀座松屋百貨店で「子どもの足の検査と相談会」を定期的に開催
2021年12月:職場のイベント航空会社のパイロットの足の検査と、インソール体験会開催
2022年3月:中央区の社会貢献団体活動を紹介する「協働マガジン」に掲載
2022年7月:品川区社会貢献団体として品川区教育委員会の後援で子どもイベント開催
2022年9月:「親子の手づくりインソール教室」を地方自治体の協力で開催
2022年10月:神奈川県川崎市中原区民センターの「ごえん楽市」に出展
2023年7月:かわさき市民公益活動助成金事業「子どもの足の検査と相談会」開催
2023年11月:かわさき「ごえん楽市」出展
2023年11月:しながわ地域貢献活動展出展
2024年6月:中央区補助金事業「手づくりインソール教室」開催
2024年6月:かわさき市民公益活動助成金事業「子どもと大人の足の健康教室」開催
2024年10月:シニアライフ展示会出展・育フェスCHUO出展。
2024年11月:まちかつフェス高津展示会出展
活動トピックス
講習会
DYMOCO講習会場での加者の声(参加アンケート結果より)
●DYMOCOチェックシート
「知ることの第一歩として、患者さんの情報を記録するDYMOCOチェックシートは、歩容や立位での観察な書込みが欄があり、実際に被験者の情報を得ることで正確なインソール作成に繋がると感じた」Aさん(PT)。
●DYMOCO理論による足の計測
「足部の計測において、荷重位と非加重位の2つを計測することで、靴に合うDYMOCOインソール作成が出来るのだと思った」Bさん(アスレティックトレーナー)
●フットプリントの診方
「フットプリントは、何回も採取して来たが、足裏の評価、足裏の6つのゾーンでの診方は、今までの考えと違った角度で見られて、大変勉強になった」
Cさん(上級シューフィッター)
●DYMOCO インソールの作成
「いろんなインソール講習会に参加したが、現在はグラインダーを使用してインソールを作成している。DYMOCOインソール製作実技の最初に、こんなに薄く、そして軽すぎるベースインソールや付加パッドで効果があるのか?と、疑問に思えた。実際に装着して、ひとつひとつのパッドが足にフィットして、歩容を変え、歩行が楽になって行くことに、今までに無い足底板療法であることを実感した。実際の症例に合わせた応用実技コースにも参加したいので実技テストを受験し、この技術免許を取得したい」Dさん(義肢装具士)
地域イベント
●「子どもの足の検査と相談会」教育委員会後援事業の参加者の声
(参加アンケート結果より)
目的:子どもと、保護者、その地域で足のトラブルで悩んでいる方が、足と靴の状態を知ることで、正しい靴選びや履き方が分かること。
「子どもの足サイズを初めて計測し、靴のサイズが大き過ぎて、バランスが崩れている原因が分かり、参加して良かった」Aさん(小学2年生女児の母)
「靴ズレは、靴のサイズが合っていないことが原因とは、知らなかった」Bさん(小学5年生男児の母)
「靴ひもの結び方で、足が軽くなったと喜んでました」Cさん(小学3年生男児の父)
「検査の結果で、外反母趾で有ることが分かり、今後の足のケアや靴の選び方を相談会で教えて貰った。このような検査が学校でもあると良いと思った」Dさん(小学6年生女児の母)
●「子どもと大人の手づくりインソール教室」地方自治体、補助金事業の参加者の声(参加アンケート結果より)
目的:子どもから大人までが参加し、医療従事者のアドバイスで、自分の身体バランスを靴と手づくりインソールで整える体験ができる。
「自分に合ったインソールを作るということで興味があり、子どもの運動会で身体バランスが整えるインソールが有れば良いと考え参加しました。左右の足の着き方で、インソールの左右の作り方が違うこと。以前から気になっていた右肩上がりが改善したのが大変良かった」Aさん(小学2年、3年生男児の母)
「子どもの足の検査と相談会に参加して、足と靴の大切さを実感した。その際に相談した先生から、手づくりインソール教室の紹介を受け、以前から外反母趾で悩んでいたので、子どもと一緒に参加した。医療従事者の方が子どもや私の身体バランスを見て、インソールの作成方法を教えて貰い、意外と簡単に出来て、親指が靴に当たらなくなった。子どもも、足が軽くなったと喜んでいました。今後も定期的に参加したい」Bさん(小学5年生女児の母)
「地域のイベントで、チラシを見て参加しました。日頃から膝が悪く、病院に通院しているが、手づくりインソールで膝が楽になった。こんなに安く作れるのなら、他の靴にも入れたいので、また参加します」Cさん(57歳女性)
●「育フェス」地域社会貢献活動事業、参加者の声(SNS投稿より)
「百貨店の子供用品売り場で、チラシを見て子どもの足育について興味があり参加した。子どもの足のサイズを計測して貰って、子どもの靴が足に合っていないことが分かった。靴の履き方も教えて頂き、子ども靴もその場で選んでもらい、偶然参加出来きて良かった。手づくりインソール教室のチラシを貰ったので参加したい」Aさん(4歳女児の母)
●「地域市民イベント」地方自治体とボランティア団体主催の展示会。参加者の声(当会展示スペースにて参加の感想を聞きました)
「地元でハローウィンイベントをしていたので、参加しました。足のプリントで指が写っていないことが浮指ということを知り、その対策も教えてもらった」
Aさん(小学4年生女児の父)
「市民活動センターで、イベントをやっているとタウン誌で見て、友人と一緒に来た。腰のことで以前から悩んでいたが、足から腰痛になるというチラシを目に留まり。この展示コーナーの参加費が1,000円で高いと思ったが、足の計測や足型を採ってもらい、腰の原因がインソールと靴で改善することを知り、参加して良かった」Bさん(67歳女性)
「ゴルフの帰りに立ち寄った。自分の足サイズを計測してもらい、靴が大きいことが分かった。担当の方がその場で靴にインソールを入れてくれて、歩かされた。足の指がしっかり使えるように感じた。ゴルフの靴にも入れたいので、インソール教室に参加したい」Cさん(51歳男性)